Top / お知らせ / 2011年10月29-30日 シンポジウム「変容する世界における黒海地域」

創立25周年記念シンポジウム
「変容する世界における黒海地域~新しい世界、変わらぬ問題~」


 冷戦終焉後、ロシアと西欧の狭間に位置するバルト海から黒海へと至る「狭間の地政学」をめぐって、EU/NATOとロシアが綱引きを開始した。
 その結果、2004年に中・東欧とバルト諸国がEU/NATOに加盟すると、今度はその東に位置する旧ソ連地域、すなわち黒海北岸~東岸の「力の真空」地帯をめぐって権力闘争が激しさを増したため、黒海地域が国際政治における一つのフォーカル・ポイントとなった。
 2008年8月のロシア=グルジア戦争はまさにその証左であり、黒海地域の国際政治が、広域ヨーロッパ、ひいてはグローバルな国際政治を規定する重要な要因になりつつあることを鮮明にした。
 また同地域はエネルギーの輸送回廊に位置するばかりか、NATOが軍事作戦を展開するリビア~地中海~バルカン~アフガニスタンを結ぶ戦略的重要地域に位置する。
 本シンポジウムでは、黒海地域研究の第一人者が国内外から静岡に集い、重要性を増す黒海地域の国際関係について、国際政治経済情勢や日本外交をも射程に入れながら掘り下げた議論を展開する。

■日時

2011年10月29日(土曜日)、30日(日曜日)

■場所

静岡県立大学 看護学部棟4階 13411教室

■言語

英語・日本語(日英同時通訳付)

入場無料・申込不要

■シンポジウム詳細

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