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広域ヨーロッパ後援・静岡県立大学大学院国際関係学研究科30周年記念イベント

特別講義:音楽芸術と言語を通じて

講師:高野ベック弥生 氏(ピアニスト)

日時:2021 年11 月18 日(木)14 時40 分〜16 時10 分

場所:オンライン会議システム Zoom を利用した遠隔授業

「音楽家・インタープレーターは書かれている音符を聴こえる音楽に翻訳する」*。音楽を語学と捉えるピアニストの登壇者は、多言語の習得に熱を入れるポリグロットでもあります。語学同士、例えばドイツ語と日本語の間の違いは、時には深刻なカルチャーショックを生む、ものの考え方の違いとつながっているということです。現在ドイツでは「私はドイツ人であり、同時にヨーロッパ人である」と思っている人が大部分といいますが、その考え方の淵源、そして、これからのヨーロッパはどちらの方向へ向かっているのかを皆様と共に考える機会になればと願っています。 (*TEDx 講演「音楽家の仕事・音楽の解釈とは」(シュトゥットガルト、2013 年)より )

講師略歴

千葉市出身。ゲッティンゲンで育つ。14 歳の時、著名なピアニスト・音楽学者ユルゲン・ウーデ教授に見出されて、ハノーファー芸術大学、シュトゥットガルト、バーゼルの音大に学び、コンサートピアニスト科を首席で卒業。

1990 年シカゴ・ラヴィニア・フェスティバルに招かれ、2 年後にはブリュッセルの現代音楽祭に参加。ソリストとして、独奏、多くの交響楽団とピアノ協奏曲の共演、様々な室内楽演奏で放送録音。特に1992 年以来5 年間、スペインのダンサー、ホセ・デ・ウダエタとデュオで、ヨーロッパ各地で古典音楽と舞踊の融合を試み大反響を得た。その他チェロ、尺八との共演、フラメンコのダンサーとしてアンサンブルを組み、振り付けも行うなど、多彩な活動を展開。

演奏活動のかたわら、幼少年から音大学生の教育に力を注いでいる。2008 年より日本の各地の大学や小学校でセミナー、授業を受け持つ。

問い合わせ・申し込み

kotani(あっとまーく)u-shizuoka-ken.ac.jp (小⾕⺠菜)  フライアfile掲示チラシ20211118.pdf

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